こんにちは。蒲生東口整骨院です。
スポーツは、健康の維持や体力向上・ストレス解消など、多くのメリットがあります。しかし、体に良いからといってやりすぎてしまうと、かえって怪我や不調を引き起こす原因になることがあります。その中でも特に注意すべきが「オーバーユース障害(使いすぎ症候群)」です。
今回は、「スポーツのやりすぎが引き起こす障害」についてお話します。
オーバーユース障害とは?
オーバーユース障害とは、特定の筋肉や関節、腱などに対して過度な負荷が繰り返しかかることで起こる慢性的な障害です。急性の怪我とは異なり、ある日突然強い痛みが出るのではなく、違和感から始まり、徐々に痛みや不調が悪化していくのが特徴です。
この障害は、部活動に励む学生やプロ・アマチュア問わずスポーツに取り組む人、また最近では健康志向で毎日運動をしている一般の方にも見られます。
オーバーユース障害には、以下のような症状があります。
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野球肩・野球肘
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テニス肘
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腸脛靭帯炎
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シンスプリント
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アキレス腱炎
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疲労骨折
これらの症状は、無理をしてスポーツを続けることで悪化し、最終的にはプレーの継続が困難になってしまうこともあります。
では、なぜオーバーユース障害が起きてしまうのでしょうか。
1. トレーニング量の過多
急激に運動量を増やしたり、休みなく毎日運動したりすることで、体が回復する時間が足りずに疲労が蓄積されていきます。
2. フォームの乱れ
間違ったフォームで動作を繰り返すと、一部の筋肉や関節に過度な負担がかかり、炎症や痛みの原因になります。
3. 柔軟性や筋力の不足
筋肉の柔軟性がないと、動作の衝撃を吸収できず、関節や腱に負担が集中します。また、筋力のアンバランスも障害を招く一因です。
4. 休息やケアの不足
運動後のクールダウンやアイシング、十分な睡眠・栄養などのリカバリーが不十分だと、体の修復が追いつかず、ダメージが蓄積します。
オーバーユース障害は、日々の意識とケアで予防することが可能です。以下のポイントを参考にしてください。
1. 適切な運動量の管理
週に1〜2日の休養日を取り入れることが重要です。また、急に運動強度を上げるのではなく、徐々に体を慣らしていきましょう。
2. フォームの見直し
自己流のトレーニングやプレーが原因で負担が偏っている場合があります。指導者や専門家のアドバイスを受け、正しいフォームを習得することが大切です。
3. ストレッチと筋力トレーニング
運動前後のストレッチや、バランスよく筋肉を鍛えることで、関節や筋肉への負担を軽減できます。特に体幹を鍛えることは、全身の安定性に繋がります。
4. 痛みを我慢しない
少しでも「おかしいな」「違和感があるな」と感じたら、無理をせず早めに医療機関や整骨院を受診しましょう。初期の対応が、その後の回復を大きく左右します。
自分の体としっかり向き合い、無理のない範囲で運動を継続することが、怪我を防ぎ、パフォーマンスを向上させる第一歩です。
お身体の不調にお悩みの方は、お気軽に蒲生東口整骨院へお問い合わせください。