こんにちは。蒲生東口整骨院です。
「最近、肩があがらない」「腕を上げると痛みがある」という症状に悩んでいませんか?普段何気なく行っている動作がしづらくなると、日常生活に支障をきたすことがあります。
今回は、「肩があがらない原因と対策」についてお話します。
■ 肩があがらないのはなぜ?
肩がスムーズに動くためには、肩関節やその周囲の筋肉・靭帯・関節包が正常に働いている必要があります。しかし、これらの組織に炎症や硬さが生じると、動きが制限されてしまいます。
特に多い原因として、以下のようなものがあります。
① 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
40代以降に多く見られる症状で、肩関節の周りに炎症が起きることで動きが悪くなります。初期は肩を動かすと強い痛みが出るため、自然と動かさなくなり、その結果さらに固まってしまうことがあります。
② 肩の腱板損傷
肩を安定させる腱板の損傷が原因となることがあります。無理な動作で負担がかかると起きやすいです。
③ 関節の癒着や拘縮
長期間肩を動かさないでいると、関節包が硬くなり癒着してしまいます。骨折後の固定や長期間の安静によって起こることもあります。
④ 姿勢不良や筋肉の硬さ
猫背姿勢が続くと、肩甲骨の動きが悪くなり、肩をスムーズにあげられなくなります。また、筋肉の緊張が続くことで痛みや動作制限が出るケースも多いです。
■ 放置するとどうなる?
肩の不調は放っておくと、可動域がさらに狭くなり、日常動作が困難になることがあります。また、筋力低下や肩周囲の血流不良にもつながり、回復に時間がかかってしまうこともあります。
肩の不調は放置せずに、早めの対応を心がけましょう。
■ 改善するためのポイント
肩の動きを取り戻すためには、痛みの程度や原因に応じた対応が必要です。
① 安静と冷却(急性期)
炎症が強く痛みがある場合は、無理に動かさず冷却や安静を心がけましょう。特に、夜間痛が強い場合は、寝る姿勢にも注意が必要です。
② 温めて血流改善(慢性期)
炎症が落ち着いたら、温めて血流を促し筋肉を柔らかくすることが有効です。
③ ストレッチと運動療法
肩が固まってしまうのを防ぐため、痛みのない範囲で少しずつ動かすことが大切です。
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体を前に倒し、腕を自然に下げて軽く振る
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後ろでタオルを持ち、上下にゆっくりと引っ張る
④ 専門家に相談
自己判断で放置するのは危険です。
■ 予防のためにできること
肩の不調を防ぐためには、日頃の姿勢や習慣も重要です。
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長時間のデスクワークではこまめに肩を回す
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胸を開くストレッチを取り入れる
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適度な運動で肩周りの血流を促進する
肩は上半身の動きに大きく関わる部位です。痛みや動きに違和感を覚えたら、早めの対応で回復を目指しましょう。
肩の可動域にお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽に蒲生東口整骨院へお問い合わせください。