こんにちは。蒲生東口整骨院です。
現代社会では、スマートフォンやパソコンが生活の一部となり、長時間画面を見続けることが当たり前になっています。その結果、「目の奥が重い」「ピントが合いにくい」「肩こりや頭痛が取れない」といった症状に悩む方が増えています。これらは単なる“疲れ目”ではなく、「眼精疲労」と呼ばれる状態かもしれません。
今回は、「眼精疲労」についてお話します。
■ 眼精疲労とは?
眼精疲労とは、目を使った作業を続けることで目の疲れや痛み、かすみなどが起こり、休息を取ってもなかなか回復しない状態を指します。単なる一時的な疲れ目と違い、頭痛や肩こり、自律神経の乱れなど、全身に悪影響を及ぼすこともあります。
■ 眼精疲労の主な原因
-
長時間の画面作業
スマホやパソコンの画面を長く見続けることで、まばたきの回数が減少し、目の表面が乾燥し、目の疲れをさらに強めます。 -
姿勢の悪さ
不良姿勢は、首や肩に余計な負担をかけます。これが首こりや肩こりを引き起こし、首まわりの血流が悪化することで眼精疲労が悪化します。 -
自律神経の乱れ
ストレスや睡眠不足も眼精疲労に関係します。自律神経が乱れると、目の筋肉の緊張や血流の調整がうまくいかず、疲労感が強くなります。 -
照明や環境の問題
暗い部屋でのスマホ使用や明るすぎる画面などの環境も目に負担を与えます。
■ 眼精疲労が引き起こす全身の不調
眼精疲労は、目の症状だけでなく「頭痛」「肩こり」「めまい」など、全身に影響を及ぼすことがあります。
特に、目と首をつなぐ「胸鎖乳突筋」や「後頭下筋群」が硬くなると、血行不良によって頭痛や首の重だるさが起こります。さらに、自律神経が乱れることで眠りが浅くなり、慢性的な疲労感に悩まされるケースも少なくありません。
■ 改善のためのセルフケア
-
目の休息を意識する
20分ごとに20秒、20フィート先を見ることでピント調節筋を休ませましょう -
蒸しタオルで温める
目の周囲を温めると血流が改善し、筋肉の緊張がやわらぎます -
姿勢を整える
背筋を伸ばし、画面は目の高さに合わせましょう -
軽いストレッチを行う
首を左右に倒す、肩をすくめて脱力する、肩甲骨を寄せるなど、上半身の緊張を解くストレッチも有効です
眼精疲労は、現代人にとって避けられない問題ですが、正しいケアで十分に改善することができます。目の使いすぎを放置せず、姿勢や生活習慣を見直すことが大切です。
もし、目の疲れだけでなく肩こりや頭痛が続くようであれば、首や肩の筋肉の緊張が関係しているかもしれません。
お困りごとがございましたら、蒲生東口整骨院へお気軽にお問い合わせください。