こんにちは。蒲生東口整骨院です。
首と頭の痛みは、多くの方が日常生活の中で経験する不快な症状です。特にデスクワークやスマートフォンの使用時間が長い現代人にとって、首こりや頭痛は「慢性的な悩み」となりやすいものです。
今回は、「首と頭の痛みの関係性」についてお話します。
■ 首の筋肉と頭痛の深い関係
首には、頭を支えるためのさまざまな筋肉が存在します。特に「僧帽筋」「胸鎖乳突筋」「頭板状筋」「後頭下筋群」などは、姿勢や頭の位置を保つうえで重要な働きをしています。しかし、これらの筋肉がこり固まると、血流が悪化し、筋肉内に疲労物質がたまりやすくなります。その結果、神経や血管を圧迫して「頭痛」を引き起こすことがあります。これが、「緊張型頭痛」と呼ばれるものです。
緊張型頭痛は、後頭部から側頭部、さらには目の奥にかけて痛みが広がるのが特徴で、「頭が締めつけられるように痛い」「重だるい」という症状がよく見られます。
■ 姿勢の乱れが頭痛を招く
首や頭の痛みを引き起こす大きな要因の一つが「姿勢の悪さ」です。
頭が前に突き出した「ストレートネック」や「猫背」の姿勢は、頭の重さを支えるために首の筋肉がものすごく働いています。
その結果、筋肉の緊張が続き、首こりから頭痛へと発展してしまうのです。特に、デスクワークで長時間下を向いている方や、スマートフォンを長時間操作する方は要注意です。
■ 血行不良と自律神経の乱れ
首には、脳へ血液を送る重要な血管や神経が通っています。筋肉の緊張が続くと、これらの血管や神経が圧迫され、脳への血流が滞ります。血行が悪くなると、酸素や栄養が十分に届かず、頭がぼんやりしたり、集中力が低下したりすることもあります。
また、首には「自律神経」が集まっており、筋肉のこりや血行不良が続くことで自律神経のバランスも乱れやすくなり、頭痛だけでなく、めまい、耳鳴り、倦怠感、睡眠の質の低下など、さまざまな不調を引き起こすことがあります。
■ 改善のポイントとセルフケア
日常生活の中で次のような点を意識してみましょう。
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正しい姿勢を意識する
背筋を伸ばし、耳と肩のラインが一直線になるように意識します。デスクワーク時は、モニターの高さを目線と同じ位置に調整しましょう。 -
首や肩のストレッチを行う
ゆっくりと首を左右に倒す、肩をすくめて下ろすなど、軽いストレッチを1〜2時間おきに取り入れると、血流が促進され、筋肉の緊張がやわらぎます。 -
温めて血流を良くする
蒸しタオルなどで首や肩を温めると、筋肉がゆるみ、頭痛の軽減につながります。 -
睡眠と休息をしっかりとる
枕の高さが合っていないと首に負担がかかります。自分に合った高さの枕を使い、無理のない姿勢で眠ましょう。
セルフケアを続けても首や頭の痛みが改善しない場合は、専門的な施術がおすすめです。
筋肉の深層までアプローチする手技や姿勢の矯正により、血行改善や神経圧迫の緩和が期待できます。また、痛みの根本原因を探り、一人ひとりに合った施術計画を立てることができます。
首と頭の痛みは、姿勢や筋肉の緊張、血行不良、自律神経の乱れなど、さまざまな要因が絡み合って起こります。改善するために、専門家の施術を受けたいと考えている方は、是非「蒲生東口整骨院」へご来院ください。