こんにちは。蒲生東口整骨院です。
「膝が痛い」「走ると膝の下がズキズキする」――成長期の子どもたち、特に、スポーツを頑張っている中学生に多く見られる症状のひとつです。その正体が「オスグッド病」です。
今回は、「オスグッド」についてお話します。
■ オスグッドとは?
オスグッドとは、膝のお皿の下が徐々に突出してきて痛みを伴うスポーツ障害です。多くは成長期の10〜15歳前後の子どもに発症し、特にサッカーやバスケットボール、バレーボールなど、ジャンプやダッシュの多い競技に取り組む子どもによく見られます。
膝の下がボコっと出てきたり、触ると痛かったり、走ったりしゃがんだりすると痛みが強くなるのが特徴です。
■ なぜオスグッドになるのか?
オスグッドの主な原因は、「成長期の骨」と「繰り返される膝の負荷」のバランスの崩れにあります。
成長期の子どもは、骨が急速に伸びている途中で、筋肉や腱の柔軟性が追いつかない状態になっています。特に太ももの前側にある「大腿四頭筋」が硬くなってしまうと、膝のお皿の下にある骨を強く引っ張ることになり、そこが炎症を起こしたり、隆起してしまうのです。
■ オスグッドの対処法・予防法
1. 無理な練習は控える
痛みを感じたらまずは無理せず休むことが大切です。無理に練習を続けてしまうと、炎症が悪化し、長期間運動ができなくなることもあります。
2. 太もも前のストレッチ
大腿四頭筋の柔軟性を高めることは、オスグッドの改善と予防にとって最も効果的です。毎日のストレッチを習慣化することで、膝への負担を軽減できます。
3. アイシングで炎症を抑える
運動後や痛みの強い時は、膝下を冷やすことで炎症を抑える効果があります。氷嚢や保冷剤などで10〜15分程度冷やすのが目安です。
4. 姿勢や動きの見直し
体の使い方や姿勢の悪さが膝への負担を増やすことがあります。特に体幹や股関節の動きもチェックすることで、根本的な改善が可能です。
5. 整骨院や専門機関での施術
痛みが長引いたり、運動に支障をきたす場合は、整骨院などで専門的なアプローチを受けることもおすすめです。筋肉のバランスを整えたり、リハビリ指導を受けることで回復を早めることができます。
オスグッドは「成長期だから仕方ない」と思われがちですが、正しい対処を行えば痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。何より大切なのは、「痛みを我慢せず、身体の声を聞くこと」です。
お身体の不調にお悩みの方は、お気軽に蒲生東口整骨院へご相談ください。