こんにちは。蒲生東口整骨院です。
「子どもは元気に動いてなんぼ」とよく言いますが、そのぶん怪我もつきものです。公園で走って転んだ、体育の授業で足をひねった、クラブ活動中に膝を痛めたなど、お子さまのケガに心配が尽きない親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、「整骨院の視点から子どものケガ」についてお話します。
子どものケガの特徴:大人と違う「成長期の身体」
子どもの体は大人と比べて柔軟で回復力も高い一方で、「成長中ゆえの弱さ」も持っています。特に注意したいのが、次のようなケースです。
- 骨端線損傷:骨の端にある軟骨部は成長の要です。ここに負担がかかると将来的に骨の変形を招くことがあります。
- オスグッド病・シーバー病:スポーツをするお子さんに多く見られる「使いすぎ」が原因のケガです。膝やかかとの痛みが特徴です。
- 捻挫・打撲の慢性化:一見軽い捻挫でも、正しい処置をせずに放置するとクセになり、運動機能に影響を及ぼす可能性があります。
「子どもだからすぐ治るだろう」と自己判断せず、痛みが続いたり、繰り返す場合は、専門家へ受診することをおすすめします。
怪我をしてしまったときに家庭でできる応急処置
まずは落ち着いて、基本の応急処置「RICE処置」を心がけましょう。
- R(Rest)安静:負担を軽減するために安静にしましょう。
- I(Ice)冷却:15~20分程冷やすことで腫れや痛みを抑えます。
- C(Compression)圧迫:包帯などで軽く圧をかけて腫れを防ぎます。
- E(Elevation)挙上:心臓より高い位置にし、腫れや内出血の拡大を防ぎます。
この処置を早めに行うことで、ケガの悪化を防ぐことができます。そして、必要であれば整骨院や医療機関でしっかりと状態を確認しましょう。
整骨院でできること:怪我のケアと再発防止
- 関節・筋肉の状態チェックと手技による調整
- 電気治療や冷温療法による炎症のケア
- 成長に配慮したテーピングやストレッチ指導
- 姿勢や体の使い方のアドバイス
当院には、学生さんも多くいらっしゃいます。「痛みがあるけど、病院に行くほどではないかも…」「繰り返し同じ部位を痛める」などのお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。