こんにちは。蒲生東口整骨院です。
ふとした瞬間、痛みや違和感で腕を思うように動かせないと感じた方はいらっしゃいませんか?日常生活に支障をきたすこの不調、実は多くの人が経験しています。「肩こりかな」「年齢のせいかな」と軽く考えがちですが、放置すると症状が悪化してしまい治療に長い時間がかかることがあります。
今回は、そんな「腕が上がらない」という症状の原因や予防についてお話します。
腕が上がらない原因はさまざまありますが、大きく分けて以下のようなものがあります。
1. 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
40代以降に多く見られ、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。肩の関節やその周囲の筋肉・腱に炎症が起こり、痛みや可動域の制限が出ます。特徴的なのは、「突然、腕が上がらなくなる」ことです。また、寝ているときの激しい痛みも特徴で、放っておくと痛みが続くことがあります。
2. 腱板損傷
腱板とは、肩関節を安定させるための筋肉と腱の集まりです。加齢や過度な運動により、この腱板が傷ついたり断裂したりすることがあります。症状は四十肩と似ていますが、特定の動作だけで強い痛みが出るのが特徴です。
3. インピンジメント症候群
肩の構造的な問題で、腕を上げたときに腱板や滑液包が骨に挟まれて炎症を起こす状態です。初期段階では痛みを伴うだけですが、進行すると可動域の制限が強まり、「腕が上がらない」状態になります。
「痛いけど、そのうち治るだろう」と自己流で対処するのは危険です!
症状によっては、放置することで関節が固まってしまい、リハビリが長引いたり、元の状態に戻らなかったりすることもあります。病院を受診し正確な診断を受けることが大切です。
治療は原因によって異なりますが、一般的な対処法としては以下のようなものがあります。
- 安静と冷却:炎症が強い初期は無理に動かさず、冷やして痛みを和らげましょう
- 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬を使用しましょう
- リハビリ・運動療法:症状が落ち着いたら、可動域を取り戻すための運動を行いましょう
- ストレッチと筋力維持:予防には、肩甲骨周りの柔軟性と筋力の維持が大切です。デスクワークの合間に肩を回したり、腕を上に伸ばすなどのストレッチを習慣にしましょう。
「腕が上がらない」という症状は、体からの大切なサインです。年齢に関係なく、誰にでも起こり得るトラブルのため早期の対応とケアが大切です。
もし、「肩が痛いな」「腕が上がりにくいな」と感じている方がいらっしゃいましたら、無理せず病院を受診しましょう。
当院では、「肩甲骨はがし」のメニューがございます。興味のある方は、お気軽蒲生東口整骨院へお越しください。